商店街を見守る「猿の神」庚申塚
巣鴨と江戸川橋の地蔵通り商店街(巣鴨、江戸川橋)がそうですが、商店街の一角に歴史的建造物があると、商店街の趣を一層高めてくれるものです。
巣鴨の地蔵通りなら、言うまでもなくとげぬき地蔵を祀る「高岩寺」ということになるかも知れませんが、個人的には、商店街の外れにひっそりと佇む庚申塚の方が落ち着いた雰囲気でオススメです。すぐ近くを都電が走り、
日々の忙しさから解放されたような気持ちになります。
このあたりは、江戸時代から江戸と板橋宿を行き交う旅人の休憩場として賑わっていた地域で、1657年に庚申塚の象徴である石塔が建てられたそうです。また、1502年に造立された石碑もあったそうですが、今は庚申塚の下に埋められている“らしい”です。この塚の上に石塔を建てるのが庚申塚の特徴で、またの名を庚申塔と呼びます。巣鴨だけでなく、全国的に分布しているようで、特に相模に多いようです。
トップの写真を見てもらえると分かりますが、猿田彦大神とあります。これは、庚申塚の「申」が干支で猿に例えられるから、庚申信仰と結びついて、猿が祀られるようになったそうです。「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が彫られている庚申塚もあるようで(写真は神奈川県藤沢市伊勢山公園の庚申塔)、
「見ざる、言わざる、聞かざる」といえば日光東照宮の専売特許と思っていたのですが・・・。勉強になりました。
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